2013年8月26日月曜日

私だけ、面白い。

当たり前だけど、よいと思う基準は山のようにあって
それが合致することはもしかしたら奇跡なのかもしれないって思う。

今、一つ台本を書き終えた。
時間にしてみたらおそらく20分くらいの超短編だと思う。

正直、私は面白いと思う。
でも、たぶん私にしか面白くない作品だと思う。
私だけは、確実に面白いと思える作品なのである。

でも、台本であるということは、一応、演劇になる前提で書いた台本で
一人芝居ではないので、それを一緒に作っていく人がいる。
そして、それを見てくれるお客さんもいる。

そういうことを踏まえて、これ、はたして面白いのだろうかと思ったら
やっぱり手放しで自信は持てないのである。

ひとかけらでも、これは間違いないって自信を持てたらいいのに。
そしたら、そのひとかけらを大切に温めながら、胸をはれるのになぁ。

こういう時に、感覚で物の良し悪しを判断してきた人間は弱い。
きちんと言葉でよいところを表現できないから。

でも、これは良い機会だ。
私が面白いと思った理由を、もう少し探ってみよう。
そしたら、もしかしたら、私しか面白くない作品が、
もう一人でも面白いと思ってもらえる、そんな奇跡が起こるかもしれないんだから。

よし。あと一息。




 

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