2014年4月20日日曜日

日々 麻原奈未の。

日記というものをまともにやったのは、それこそ小学校の夏休みくらいで
もともとめんどくさがりだった私は、なかなかそれが習慣になることはなかった。

むしろ文章はめっぽう苦手で、日記は典型的な今日何があったかを書いただけの文章で
読書感想文はあらすじだらけだった。
あほだった私はそれを先生にしてきされても、“あらすじ”という言葉の意味がわからず
皮肉にもそのタイミングで初めて“あらすじ”という言葉の意味を辞書で調べたりした。

でも、ごくまれに、本当にごくまれに、文章を先生に褒められることがあって
でも、特にうれしいという感情はなかった気がする。
どちらかといえば、怒られなくてほっとしていた。


考えることも妄想も、たぶん人よりは多い方で、
一人で勝手に一喜一憂してたり、ほくそ笑んでいたりする。

それなのに、というより、それだからなのかもしれない。
自分の中で結論付いてしまうか、もしくは自分の中で考え続けているから、
それを誰かと共有することがそれほどないのかもしれない。

それでも最近は、きれいな景色や、暖かい日差しや、素敵な人に会ったことや、
すごく残念だったことや、新しい文化や、変わらない名作や、変わっていく日常や、
変わっていないつもりだったことが変わっていた事実や、置いてけぼりの概念や
何てことない奇跡に出くわしたことを、伝えたいと、思ったりするのである。

今日は久しぶりに聴いた洋楽のCDが思ったよりしっくりきて、部屋の掃除をそっちのけにして
突然、久しぶりにこうして、日記と向き合ってみた。
そしたら、その日記に、約半年前の自分がいて、そいつもやっぱり、CDを聴いていた。


久しぶり。


私はまた、芝居を作り始めている。

今週末から、チラシの折り込みが始まった。
劇団オートバイ、実に3年ぶりの本公演。

はじめまして、劇団オートバイと申します。

 





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