2013年1月3日木曜日

温かい雪。

社会人になってからは、どうしても年が明けてから年賀状を書いてしまう。
今年は特に時間がなかったわけではないのだけど、年末にがっつり風邪をひき
あんまり効かないくせに量ばっかり処方された薬を飲んで、家で唸っていた。

ようやく風邪はほぼ小康状態になり、昨日は実家でお正月を祝い
今日は、昨日妹にもらったミーゴレンの素というよくわからないものでパスタを作った。
うーん。味は悪くないが、作っている途中の臭さがひどい。
でもまぁ、せっかくだから、大事に食べよう。

年末年始はいろんな人に会う機会が多い。
年末には、久しぶりのオートバイ忘年会なんかもやったりなんかして
芝居とは全然関係ない話ばかりしていた。でも楽しかった。

それでも新しい年が始まったら、舞台美術の野地恵梨子と
何やら、新しい話をしよう、とそんな約束だけはしている。

今年は、ずっと会っていなかった大切な人と、たくさん会いたいなと思った。



今日は朝から雪が降っていて、とても寒い。
どこか遠くにいる友達も、どこかで遠くて寒さに震えているのだろうか。
私は博愛主義ではない。
でも、何か小さなことでも温かいと思える瞬間が、少しでもみんなにあればいいな
なんて、人任せなことを考える。


その温かさがあれば、きっと。
伸ばされた手を怖がることなんてないと、思えるようになるんじゃないだろうか。


やんだと思った雪はまだ降っていて、でも、うっすら日が射している。
優しい空気に包まれているような、そんな昼の景色。





2012年12月18日火曜日

もしもし。聞こえますか。もしもし。お元気ですか。

その人とは、もう3年くらい会っていない。

それでも、いつだって近くにいるような気に勝手になっていて
連絡を取ってなくても会ってなくても、きっと元気にしてると思ってた。


今、その人に会いたいと思った。
でも、どうやら今は、会えないようだ。

会えないとなると、急にすごく会いたくなってくる。
ひどい奴だな私は、と苦笑する。


でも、仕方ない。そんなもんだ。
今は会えない。仕方ない。



でも。不思議な感覚で。

恋や愛でなくても、人はこんなに人に会いたいのだ。



・・・・・・



いや、もしかしたらこれは、恋ではないけど、愛なのかもしれない。

人を愛することというのは
特別なことではなく
もしかしたら
とても近くにあることなのかもしれないな



よりによって、こんな風にして、気付いたりする。



2012年10月20日土曜日

人を撮るということ。

一眼レフを初めて買ったのは、かれこれもう4年くらい前になってしまった。
最初は公演のチラシを撮るためだけに買ったのだが、今では毎日持ち歩くようになった。

愛知芸術文化センターが20周年を迎える記念事業に記録写真として参加している。


愛知芸術文化センター 開館20周年記念 パフォーミングアーツ公演
金の文化祭 in AICHI  ~Golden Anniversary~
http://bunkasai-golden.jimdo.com/


本当に、人を撮ることは難しい。
だからきっと面白いんだろうけど。

それにしても、稽古を見ていると自分も参加したくなってくる。
この舞台はきっと、すごく楽しい舞台になる。

昨日、キャストの人とゆっくり話をする機会があった。
その中で思ったのは、きっと、彼らの持つパワーに、私がまだ追いついていないんだ。

彼らの温度は本当にはんぱない。
でも、人を寄せ付けない類のそれではない。

みんな本当になつっこくて、何より、全力だ。

そんな彼らのその温度を落とさないように、むしろその温度が最高潮の瞬間に
それを切り取ることができたら、素敵なことだと、思うのだ。

明日からまた毎日彼らと会う。
彼らはどんな顔をして、明日はこちらを見てくれるか、今から楽しみだ。


2012年9月30日日曜日

更地 @ 京都

昨日は、11/3-4に記録写真にてお世話になる、kunioさんの更地を見に京都に行ってきた。

更地は、男女の二人芝居だったのだけど、とても美しく、いとおしい作品だった。

杉原邦夫さんの演出はとても清々しく、観ている側をあっという間に
芝居の世界に引き入れてくれた。
本来は初老の男女の話を、あえて20代前半の役者を選んでいたのだが、
若い役者が演じることで、登場人物の心情が、なぜかリアリティを増していたように思う。
役者の演技力ももちろんだが、なんというか、初老の男女が変わらず持ち続けている
小さなときめきや、相手への愛情みたいなものそのものが舞台に出てきた感じだった。

そして、台本自体もとても素晴らしいものだった。
太田省吾さんの1992年の作品とのことだが、全く時代を感じさせない。
それどころか、私自身が年をとったのもあるかもしれないが、とても“今”なのである。

こんなにも、セリフの一つ一つが心にずしんとくる作品は久しぶりだった。
そして、それが心にずしんときたのはやはり、台本だけでなく
あらゆるものが重なり合ってできた“作品”だったから、なんだろう。


観終わった後、なんとなく京都の河原町近辺をぶらついた。
京都は観劇やライブなんかで、しょっちゅう一人でも来ているのだが
改めて歩いてみると、見えないものがたくさんあった。

街並みや人々の生活や、鴨川の音や、風。
素敵な街だと、改めて感じた。
今度は、きっちり予定を立てずになんとなく来てみるのも良いのかもしれない。





2012年9月26日水曜日

一人酒

今週は月曜から友達と祝い酒を飲んだ。
人と飲む酒はいいなと思った。
 

一人暮らしをしてから、一人酒というものをするようになった。
実家にいたときは、たぶん一度も飲んだことがなかった。

残念ながら、あまりお酒に強くない。
母が鹿児島出身だというと、たいていお酒に強いのかと聞かれるが
母も弱いから、当然、強くない。

一人で酒を飲むときは十中八九、残念なことがあったときか
やきもきしてるときか、まぁ要は、気持ちが前を向けない時が多い。
酒を飲むことで前を向けるかと言われれば、残念ながらまず向けない。
見ないふりをするための、とりあえずの特効薬といったところだろうか。

以前に、一人暮らしをしている友達と話をしていたら、その友達はほぼ毎日
一人で酒を飲んでいるといっていた。
そうなると、その人にとっては、お酒と悲しいことは結びつかないということだ。

私もそんなふうにすれば、もう少しお酒と上手な付き合い方をできるのかもしれない。


こんな文章を書いている自分は、残念ながら一人酒の最中で、
もしかしたら、明日か明後日には、この文章はお酒を飲んでいない私によって
なかったことにされてしまうのかもしれないな。

でも、たまにはこういう衝動で文章を書いてみるのも良いのかもしれないし
文章なんて、衝動がないなら書くべきではないのかもしれない。

あらかじめ決められた恋人たちへ という変わったバンド名の『翌日』という曲を聴きながら
明日のことを考える。

こんな『翌日』が来るなら、きっと私は今日よりずっとずっと、強くなれる気がする
でも、翌日は“来る”ものではなくて、きっと向かっていくものだし、創っていくもんだ。



2012年9月15日土曜日

東京アパッチ族

 
気付けば1か月が過ぎていた。
 
というのは嘘で、気付いていながら1か月が過ぎた。
怒涛のごとく、あわただしく濃厚で深すぎる1か月が終わった。
 
 
私も高校生のころから足を運んでいた七ツ寺共同スタジオが40周年を迎え、
40周年記念プロデュース公演に、演出部として参加した。
 
演出部とは、言ってしまえば演出助手のようなもので、
演出が、より円滑に芝居作りに臨めるための対応や、ちょこっと気付いた演出的な話をしたりする。
 
正直、こんなに大変な舞台づくりは初めてだった。肉体的にも精神的にも。
同時に、自身の力不足を痛感したし、たくさんご迷惑もかけた。
 
ただ、本当にいろいろと、身に染みる期間だった。
迷惑をかけた分学ぶことが山のようにあって、怒られた分だけ反省があった。
反省の次に来る実践に早くうつさなくてはならないんだけども。
 
ただ、いつも不思議だったのは、いざ稽古に出向くと、楽しいのだ。
いや、楽しいとはちょっと違うな。なんか、ざわざわと胸の奥が疼くのだ。
どんなに大変でも、1日のうちにふと、その大変さを忘れる瞬間が必ずあって
そんな瞬間があったからこそ、私はここまでやってこれたんだろうと、今になってみれば思う。
 
そして何より、本当に素敵な人たちに出会えたことを、心よりうれしく思う。
みんな、素敵な目をしていた。
 
 
 
アパッチが終わって最初の週末。
一人暮らしを始めてから、一番汚くなってしまった部屋をまずはきれいにして、
そして、また新しいことへの一歩を踏み出す。
 
今日は12月にかかわる舞台の最初のワークショップ。
さらに、12月半ばには、芝居ではない、ちょっと素敵なイベントがやってきそう。
 
とても楽しみ。

 
 
 

2012年8月14日火曜日

いろんな色を見た。

突き刺さるような緑とか
時間を含んだ赤とか
目が開けられないような青とか
色のない光とか
真っ黒な海とか
赤黒い地層とか
色が、もうめまぐるしくて。

色ってのは目だけじゃなくて、体が吸い込むもんなんだと思った。


知らないところには、知らないものしかない。
知ってるつもりのものでも、知っていくもののような気がする。

それは、なんというか、不思議な感覚。
海に住んでいることが当然になってしまうような、そんな感覚。
・・・つくづく、自分のたとえはわかりにくい。


普通に寝てやってくる明日だってきっと、そんなふうなんだ。