気付けば1か月が過ぎていた。
というのは嘘で、気付いていながら1か月が過ぎた。
怒涛のごとく、あわただしく濃厚で深すぎる1か月が終わった。
私も高校生のころから足を運んでいた七ツ寺共同スタジオが40周年を迎え、
40周年記念プロデュース公演に、演出部として参加した。
東京アパッチ族だ。
演出部とは、言ってしまえば演出助手のようなもので、
演出が、より円滑に芝居作りに臨めるための対応や、ちょこっと気付いた演出的な話をしたりする。
正直、こんなに大変な舞台づくりは初めてだった。肉体的にも精神的にも。
同時に、自身の力不足を痛感したし、たくさんご迷惑もかけた。
ただ、本当にいろいろと、身に染みる期間だった。
迷惑をかけた分学ぶことが山のようにあって、怒られた分だけ反省があった。
反省の次に来る実践に早くうつさなくてはならないんだけども。
ただ、いつも不思議だったのは、いざ稽古に出向くと、楽しいのだ。
いや、楽しいとはちょっと違うな。なんか、ざわざわと胸の奥が疼くのだ。
どんなに大変でも、1日のうちにふと、その大変さを忘れる瞬間が必ずあって
そんな瞬間があったからこそ、私はここまでやってこれたんだろうと、今になってみれば思う。
そして何より、本当に素敵な人たちに出会えたことを、心よりうれしく思う。
みんな、素敵な目をしていた。
アパッチが終わって最初の週末。
一人暮らしを始めてから、一番汚くなってしまった部屋をまずはきれいにして、
そして、また新しいことへの一歩を踏み出す。
今日は12月にかかわる舞台の最初のワークショップ。
さらに、12月半ばには、芝居ではない、ちょっと素敵なイベントがやってきそう。
とても楽しみ。
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